ストレスと健康のかかわり~早期にストレス解消を

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再三触れてきていますが、ストレスは個人的な心の持ち方、価値観などによって全く異なることになります。また、目には見えないということもあり、その人が精神的に異常をきたしつつあるのかどうかという判別は難しいところがあります。しかし、全くできないかというとそうでもなく、注意深く観察することによってその兆候が見えてくることは多いです。ここで、いくつかその兆候として判別しやすいものを列挙しておきます。一度ご自身でチェックしてみてください。

・体全体・・・・疲れやすい、けだるさを感じる
・消化器系・・食欲が無い、吐き気を催す、便秘である
・循環器系・・・・胸が痛い、脈が規則的でない、息苦しい
・筋肉系・・・・肩こり、偏頭痛
・感覚器系・・目が疲れる、音に敏感、多汗である
・睡眠・・・・・・寝付けない、眠りが浅い、何度も目が覚める

出来るだけ初期状態のうちにその芽を摘み取っていくことが重要です。ご家庭でも、ご家族の健康状態や、ちょっとした言動などにお互い気を配り、出来るだけリラックスできるようにお互いのことを思いやることが必要です。

日本の1年間の交通事故による死亡者数は1万人ほどですが、自殺者数は3万人を超えています。この数字は世界的に見ても人口10万人あたりの自殺者で表される「自殺率」に直すと、アメリカの2倍以上にもなり、旧ソ連諸国などと共にトップクラスであるという数字になっています。

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仕事や体のストレスなど、個人的なストレス要因も大きいのですが、日本という国レベルでの社会的なストレスも大きな要因としてあるのではないかと考えられます。このような自殺者の多くに「うつ」がかかわっているといわれています。いわゆる働きすぎによる精神の不調和がこのような結果に繋がっていくことが多いようです。

社会全体でそのような自殺の危険性もある「うつ」になりにくい仕組みを構築していく必要がありますし、誰にでも起こる可能性のあるものだという認識の下、一人一人が向き合っていかなければならないものなのです。