体重増減に一喜一憂しない

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前回は「高血圧を予防する」ということについて、簡単にまとめました。一言で「肥満を防ぐ」と言っても、防ぐこと自体に目的意識は持ちにくいですし、健康なときは特に意識しないのが普通です。それが健康の証でもあると思います。防災と同じで、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なんです。

明確な目的意識を持って進んでいくという種類のものではありません。気が付いたら、すぐに忘れてしまうという厄介な代物です。

さて、今日はごくごく基本的なことの再確認です。題して、「体重増減に一喜一憂しない」です。

体重は一日のうちで何度も変化します。

・ご飯を食べれば増えます。
・水分を取れば増えます。
・汗をかけば減ります。
・排便・排尿すれば減ります。

極論すれば、髪をロングヘアからショートヘアに変えても体重は減ります。爪を切っても減ります。単純なことですが、これで体重が増えた減ったの議論は全く意味がないです。

効果的に体脂肪を落としてこそ、初めて体脂肪が減ったといえます。ご飯を一食抜いたりすると、その分、体重が増えません。
「あっ、体重が減って良かった!!」
違いますよね。
これは一時の数字に対する満足感だけなんです。

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それよりも、一食抜くことによって、飢えに備えて体が脂肪を溜め込む体質に変化していくほうがよっぽど怖いのです。(これは以前も書きました)

一食抜くのは、テスト前日の一夜漬けによる間に合わせと同じです。きっちりと三食を取るのは、日々の継続した勉強による積み重ねと同じです。その効果は時間が経つとともに大きな差となって現れます。

体重を測ったその瞬間、前回の体重を測ったときのその瞬間、単純比較は出来ません。あくまで目安です。

減量中の方は、モチベーションがそれによって下がらないように気をつけてください。一分一秒たりとも同じ状況にはない自分の体のことを、もっと知ることによって、明確な自分に合った減量方法が見えてくるのです。

迷ったときは、「基礎代謝と運動によるエネルギー消費」と「食事からのカロリー摂取」を比較してみて下さいねー。