肥満体質を許容する

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現代は飛躍的になんでも便利になりましたよね。交通関係ではそれが顕著です。おいしいものは体に悪い、ただほど怖いものはない、楽ほど危険なものはない(注:造語です)ということで、交通関係にしても、それなりにマイナス要素も出ますよね。例えば、交通事故の増加や、運動不足など。

今回は、現代病として肥満が問題視されている時代に、歴史を簡単に振り返って、見て行こうと思います。

えっと、歴史のお勉強ということですが、堅苦しく考えないで下さいね。僕は、このサイトのこのカテゴリーでは、肥満は生活習慣を変えれば防ぐことが出来るということを軸に書いています。これと矛盾するようなのですが、一方で、肥満は遺伝による影響が大きいと仰る学者さんもたくさんおられます。

歴史を紐解いていくと、人類は空腹の歴史でした。狩猟や、魚、木の実など、明日食うものに常に意識を向けておかなければならない時代が非常に長くありました。最近ですよね。飽食の時代なんて呼ばれるようになったのは。それまで、長い長い空腹の歴史を人類は歩んできたのです。

空腹時に、生き延びるために体がしておかなくてはならないことはなんでしょう?それは、栄養を体に貯蔵しておくということです。つまり、食物をエネルギー効率の良い脂質に変換して、体内に貯めておくことです。

脂質を体内に溜めておく、つまり、肥満の状態にしておくということです。こういった生活環境の厳しさが、もともとの人類の肥満体質の源流です。

東洋医学でも自然治癒力を最大限に利用します。本来人間には回復する力、生き延びる力が備わっているのです。

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このように考えていくと、現代の全ての人に肥満体質は存在するという風にも言えると思います。両親が肥満だからと、自分の肥満を諦めてはいけないのです。両親と同じ生活環境(主に食習慣)で過ごしていることが一番の要因だと思います。人類という枠で見れば、個人差は微々たるものです。

簡単に過去と現在を比較すると、
昔) 食べ物が手に入りにくい→食べ物を得るために運動する
→肥満にならない→肥満体質で栄養をしっかりキープ

今) 食べ物が簡単に手に入る→特に運動しなくてもよい
→肥満になる→肥満体質で栄養をしっかりキープ

こんな感じでしょうか?

「肥満体質で栄養をしっかりキープ」ここだけは、遺伝子に関わることなので、そんなにすぐに変わらないです。さて、栄養を体内にキープできる能力が衰えては、逆に由々しき事態です。自分は肥満体質だと、嘆く前に、食事、運動を改めて見直していきましょう。爪の遺伝子レベルでメタボリック対策が出来るサービスも話題になっています。→ DNA SLIM