たくさんのダイエット方法を試しても痩せるとは限らない
私の通っているフィットネスクラブも、夏が間近になればたくさんの新規入会者の方でごった返します。やはり女性のほうが多いですね。夏前になると、必ず多くの雑誌で取り上げられるのが痩身の話題です。ダイエットのことですね。ぺらぺらと数ページめくるだけでびっくりするほどたくさんのダイエット方法が書いてあったりします。ここでは、脂肪吸引など物理的な方法は除いて話を進めていきます。
結論から先に書くと、結局は、痩身は食事と運動の2種類しかないということです。楽に理想の体型が得られるほど甘くはありません。この2種類をうまく組み合わせ、長い目で地道に取り組んでいくしかないのです。
テレビ番組でも盛んに○○ダイエットなど、運動や食事のあらゆる方面から特集が組まれています。そのたびに新しいものに飛びつき、試している人いませんか?じっくり腰を据えて取り組まなければ効果は出てきません。取り組む前にどのダイエット方法が自分に合っているか、また、それは継続してやっていけそうかどうかの判断を最初にしなければならないのです。
いろいろな方を見ていますと、最初に書いた食事と運動の2種類をうまく組み合わせながらダイエットに取り組んでいる人は少数派なのに気付きます。
どういうことかと言いますと、食事に重きを置く方は、ひたすら食事に注力し、摂取カロリーばかり気にするようになり、運動のことには目が行かくなってしまいがちです。逆に、運動してダイエットするぞ!という方は、フィットネスクラブなどでよく運動をされるのですが、それに安心してしまい、比較的食事を多く取るなど、摂取カロリーのほうが片手落ちになってしまいがちです。
どちらも同じように注意を払って、運動で基礎代謝以上のカロリー消費をし、食事も摂取カロリーの最小化を図るとなると、より高い効果が早く得られるようになります。運動で消費するカロリーは、食事では意外とすぐに摂取できてしまいます。 これが怖いのです。特に脂肪の多い食品は要注意です。
例えば、強度のエアロビクスのクラスを1時間受けると、約500キロカロリー消費します。しかし、これは、100gほど入っているポテトチップス1袋分にも満たないのです。低カロリーのものを食べる習慣というのは大きな効果を発揮してきます。運動して痩せないのではなく、運動したという充実感に満足し、少しくらい食べても大丈夫だろうという心の緩んだときに、脂肪分の高いお菓子などを食べると、運動の効果がまったく無かったことになります。ここは重要です。気をつけましょう。