糖尿病のシンプルな構造

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その昔、サッカー日本代表、オシム監督が初戦の前に言われた言葉で、「日本代表は遊びすぎ」というのが印象に残っています。これは、言葉の表現そのものに意味はなく、本質は、いつでもどこでも常にサッカーのことを考えていろ!といった意味です。

なんでも、トップになる人は、そのことだけに集中し、四六時中考えています。まさに、寝ても覚めても、です。現代人は本当に考えなければならないことが多いと思いますが、1つのことを四六時中考えることの出来る環境にいる人は幸せだと思いますし、その道において必ず成功者になれると思います。

これは、ダイエットや肥満予防に関してもまったく同じことです。痩身や理想体型へ全力で取り組みたい方、病気への危険度が高い方は四六時中そのことを考えられるかどうかによって、成果が決まります。何でも、「片手間」、「時間のあるとき」、「思いついたときだけ」では、成功者にはなれません。

想いの「強さ」、「熱さ」が成功への最短コースだと思います。

さて、前置きとは打って変わって、糖尿病の話です。なんとなく糖尿病って知っているけどよくは知らないという方を前提に話を進めて参ります。

まず、糖尿病とは、血液内のブドウ糖が多過ぎるために、血管や腎臓、目など、体の組織に障害を与える病気です。ここで、血液中のブドウ糖がなぜ多過ぎるようになるかというと、ブドウ糖を分解するインスリンというホルモンの分泌が足りなくなるためです。

次に、なぜ、インスリンというホルモンの分泌が足りなくなるかというと、過去にたくさんインスリンを分泌させた経緯を持つので、同じ量のインスリンを分泌しても抵抗性が出てきて、効かなくなるからです。これが糖尿病の「インスリン抵抗性」と言われるものです。

オシム語録のように本質を覚えて下さいね。
つまり、糖尿病の原因は、
糖尿病=ブドウ糖が血中に多い→インスリン分泌が足りない、効かない
→過去にインスリンを多く分泌させ続けてきたのでインスリン抵抗性が出来てしまった

という流れになります。

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ということで、問題点は、インスリンを多く分泌させ続けてきた過去にある訳です。インスリンを多く分泌させるのはどのような時か?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
インスリンによって分解されるブドウ糖を、たくさん体内に溜め込んだ時です。

つまり、過食と運動不足の状態です。

結局はここに行き当たります。やはり生活習慣がものを言います。

糖尿病のメカニズムはもっと複雑なのですが、知識としてはこれくらいで十分事足りると思われますので、シンプル化しています。整理して頭の片隅に置いておいて下さい。危険な状態になってから考えるのではなく、まずは、予防することを考えましょう。運動もさることながら、食事にはやはり気を遣わないといけないのです。