高血圧の怖さ

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夏の甲子園高校野球が終わりましたね。決勝戦は1試合目の延長15回までの試合はテレビにかじりついてずっと見ていました。引き分け再試合は見ることが出来なかったのですが、これも接戦で、球史に残る名試合でした。これから時間とともに語り継がれていくのでしょう。

高校球児から、自分が情熱を傾けられるものに全力を注ぐことの素晴らしさを教えられました。今日は、そんな高校球児には全く縁がないかと思われる(笑)、高血圧のお話です。

早速ですが、高血圧ってどんな状態ですか?血圧が高い状態ですよね。これは、誰でも答えられます。

もう一歩踏み込んでお話ししていきますと、まず血圧とは、「心拍出量」X「血管抵抗」=「血圧」という算式で表現できます。はい、算数を嫌がらないで続きを読んで下さいね(笑)。

まず、「心拍出量」ですが、字のごとく、心臓の1回の鼓動で、全身に送り出される血液量のことです。続いて、「血管抵抗」ですが、血管の太さや、血管内部の詰まり具合、弾力性などで測定されるものです。

つまり、血液が血管内をスムーズに流れるかどうかの指標のようなものです。

これら2つの要素で、血圧は決まります。これらの要素が大きければ大きいほど高血圧ということになります。

ということは。。。。。。
体の大きい人ほど一度に送られる血液量は大きくなりますね。油ものばかり食べている人は、コレステロールが血管内部に溜まり、血液の流れが悪くなりますね、つまり血管の抵抗が高いですね。こう考えると、高血圧にならないためには何をすべきか見えてくるはずです。

体を大きくしない(=肥満にならない)
・血管をきれいに保つ(=脂肪摂取を減らす、食物繊維を摂る等

これが出来ていれば、高血圧の心配は非常に小さくなります。体の大きさに関わらず心臓の能力はそれほど変わりません。急に体が大きくなったら、同じ大きさの心臓が苦しいはずです。

カローラのエンジンで、トラックを動かすようなことにさせてはならないのです。

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<補足です>
血圧に関連して、最高血圧と最低血圧のことにも触れます。

最高血圧とは、心臓から血液を全身に送り出すときです。この時、心臓には血液を送り出すための強い圧力が掛かっています。

逆に、最低血圧とは、全身の血液が心臓へ帰ってくるときです。この時、心臓は、膨張して緩んでいますので、圧力はそれほど掛かっていないです。

覚えやすいイメージとしては、最高血圧時は、風船を力いっぱい膨らませる時。→肺呼吸で、かなりの力が要りますよね。強い圧力です。

最低血圧時は、その風船の空気を抜く時。→だらっとしていても勝手に空気は抜けますね。肺への圧力なしです。こんなイメージで覚えておいて下さい。イメージで覚えておくと、間違いにくく、記憶が定着しますよ!