サウナではなぜ火傷しない?

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サウナ サウナに入ればかなりの汗をかきます(もちろん体外へ出た水分は、それと同じ量か、もしくはそれ以上の補給をしてくださいね。)。温度は100℃くらいありますよね。

100℃の熱湯に手を入れれば、絶対にやけどをしますが、サウナはなぜ火傷(やけど)しないのでしょうか? なんとなく知っている人って多いかもしれません。

理由の1番目は、湿度の違い、つまり熱伝導率の違いです。

サウナでは、湿度は10%~15%くらいに設定されています。非常に乾燥していますよね。この湿度が熱伝導を抑えているため、100℃の熱湯に手を入れるようなことにはならないのです。ちなみに水の熱伝導率は空気の何十倍にもなります。お風呂に入れば皮膚の温度はあっという間に40℃くらいになるのに対して、気温が40℃でも体表は40℃になりませんよね。

理由の2番目は汗をかくから、つまり、汗により体温が低下するからです。

サウナに入った瞬間から大量の汗が流れてきますよね。聞いたことがあるかと思いますが、これを気化熱といいます。具体的には1㏄の汗につき、0.58キロカロリーの熱が奪われると言われており、これがサウナで大やけどをしない理由になっています。5分も入ればいい汗をかきます。

十分な時間をフィットネスクラブで取れない日は、サウナで汗を流すのも良いのではないでしょうか?