エネルギー代謝についての話~栄養に関しての知識・雑学

一般的に健康の3大要素として「栄養」「運動」「休養」が言われております。フィットネスのサイトを運営するに当たり、これらは切っても切り離すことが出来ないと考えたため、独立したコンテンツにしているわけですが、その中でも、この栄養が一番重要な位置を占めるのではないかと思います(実は単純に比べることは出来ないのですが)。

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現代の日本においては、食料が豊富にあるため、いわゆる飽食の時代と言われ、よく耳にする言葉に「ダイエット」と言う言葉があります。この言葉を辞書で調べると、「健康や美容のために、食事の量や種類を制限すること」とあります。

つまり、体を健康に保つためには栄養の取り過ぎと栄養のバランスに注意しなければならないということです。食欲の赴くままに食べていると、肥満になったり、特定の栄養素が足りないということになったりしますので、栄養面の健康維持もしっかり自ら考えておこなわなければなりません。

ここでは、基本となる考え方を、分かりやすい言葉で書いて行きます。少しでも多くの方のご参考になれば幸いです。

エネルギー代謝についての話

いわゆるダイエットの基本は、消費するエネルギー量以上にエネルギーを摂取しないことです。つまり、基礎代謝として消費するエネルギーと、運動による消費エネルギーより、食べ物による体内へのエネルギー取り込み量を少なくすることです。

ここで、基礎代謝とは、呼吸や、心臓の鼓動、体温維持などの「生きていくために最低限必要なエネルギー」のことで、 通常1日の総消費エネルギー量の約70パーセント程度を占めています。基礎代謝活動以外の運動や活動をした場合などは、基礎代謝量にこれらの生活による代謝量が加わります。

さて、栄養学では、この基礎代謝などを占めるエネルギーの単位として、熱量を示すカロリーという単位が用いられています。日常的に耳にする言葉ですよね。正確な定義もせっかくなので書いておきますと、
1キロカロリー = 1気圧の下で14.5℃の水1gの温度を15.5℃まで上昇させるために必要なエネルギーのことです。

なんだか分かりにくいですよね。1キロカロリーは同じ条件下で水1Lを1℃上昇させるだけのエネルギーと言うことです。「1日の食事カロリー量を1,400キロカロリーに抑える」なんて表現を使ったりしますね。分かりにくいかもしれませんが、この場合ですと、1,400Lの水を1℃上昇させるだけのエネルギー量ということになります。それにしてもすごいエネルギー量ですよね。普通の家庭用のお風呂が約200Lなので、7杯分です。でも我々はこれくらいのエネルギーを毎日食事から体に取り入れているのです。

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さて、ここから覚えておいて欲しい数字の話に行きます。食物の3大栄養素は炭水化物、脂質、たんぱく質ということになるのですが、それぞれ体内での発生エネルギー量が違います。1gあたりのエネルギー発生量は以下のようにそれぞれ違います。

炭水化物・・・・4キロカロリー
脂質・・・・・・・・9キロカロリー
たんぱく質・・・4キロカロリー

これらはカロリー換算係数と呼ばれているのですが、これでおおよその食品の摂取カロリー数が分かり、自己の消費カロリー数と比較したりして、適切な食生活の目安と出来るのです。単純にg(グラム数)との掛け算で求められますので、計算の得意な方は是非お買い物などの時にご参考にしてくださいね。