フィットネス2007年問題のその後
2007年問題という言葉をご存知でしょうか?かれこれ7年以上前の話になりますが、これは、一般に1947年から49年の3年間に生まれた「団塊の世代」の最年長層が2007年に60歳定年を迎え始めることで、企業経営や社会保障など多方面で予想される影響や問題の総称のことです。
企業では団塊の世代が人員構成で大きな比重を占めることが多かったため、この世代の大量定年を補う人材確保が課題になっていました。何事もなかったかのように過ぎ去ってしまいましたが。
特に製造業ではモノ作りの技術伝承が滞り、日本の競争力の低下を懸念する声がありました。このため技術者の採用確保を前倒しで実施することや再雇用制度などを導入し、企業側も必死で対応していたという事実があります。
2007年問題の本質は、団塊世代の退職による技術承継の問題と捉えていたのですが、本質的なところはシステムの構築にあったようです。
もっと詳しく知りたい方は、オールアバウトの解説ページをご参照下さい。
http://allabout.co.jp/career/corporateit/closeup/CU20040920A/
先週、平日のお昼にフィットネスクラブへ行って来ました。普段は平日の夜もしくは土日しか行くことは無いのですが、改めて客層の違いに驚きました。 御年60歳を超えているかと思われる方々がほとんどを占めておりました。男女共にぽつぽつ集団が形成されていて、和気あいあいといった、見ていて楽しくなる光景でした。
若い年代の方(30代~50代)の方もいらっしゃることはいらっしゃるのですが、こちらは女性中心で主に主婦層と思われます。こちらも、同じく仲間と楽しそうにスタジオや談笑している光景が多々見られました。今後ますますこの傾向が強まりそうですね。昼間のプログラムが強度の比較的緩いものが多いのも頷けます。フィットネスクラブ・スポーツクラブは、団塊世代の退職後の居場所としても重要な役割を果たして来そうです。
2014年の今、10年以上フィットネスクラブに通っている私から見ると、徐々に人口構成が高齢化してきているなということを強く感じます。相対的に若い子がいなくなってきているのです。都心部の方は全く違う感想をお持ちでしょうが、兵庫県に住む私としては、20代の方なんてかなりの少数派に見えています。ますますこの傾向に拍車が掛かっていそうで、日本国民としてもこの高度な高齢化社会は社会的なインフラ面を含め心配になってきます。