花粉症とアウトドアスポーツ
花粉の飛散は、多い年の翌年は減少する傾向にあります。そのためある程度の量は前年を見れば、分かるのですが、近年はその量が増え、期間も長くなり、花粉症の方はますます対策が大変になってきています。
一方で、今年は過去の平均より少ないという程度では花粉症患者が楽に過ごせることはないと仰る方もいます。一方、「前年の大量飛散で体にできた抗体が1年で十分減少せず、翌年は少量で発症しやい」と仰る方もいます。
プロ野球はスギ花粉が飛び始める2月にキャンプ入りします。朝から夕方まで花粉の降る屋外で練習するため、大量の花粉が体内に入りかねない状況が生まれます。花粉症の予防として、過去にはステロイドの筋肉注射で予防することもあったのですが、近年はドーピング検査がますます強化されており、既にステロイド系の注射は使われなくなっているようです。花粉の量が増える見通しである年は、プロ野球選手にとっても、ますます対策が難しくなってきそうです。
私も数年前まで、花粉症とは無縁の生活で、気にもしたことが無かったのですが、突然自分でも、コレが花粉症なのだと認識するような症状が発生したことを覚えています。風邪でもないのに、鼻水が出てきたり、目がかゆかったりします。ひどい時はティッシュペーパーが何枚あっても足りないくらいに鼻水が出てきます。
近年では日本の全人口の既に10%以上にこういった花粉症の症状が発生しているようです。性格な統計がなかなか取りにくいものですが、自分の周りで花粉症の話しをしている人を見るたびにその多さを実感します。
特に都会においては、大気汚染物質と花粉が混合するので、この花粉症アレルギーが出やすいと言われています。近年はマスク姿の人も急速に増えました。将来的にはもっとひどくなるという予想が大半で、早急に将来を見据えた効果的な対策が望まれています。対策をするにもまずは計画とお金ということで、ここでも日本の財政事情が大きな問題になってきそうです。