デトックスの基礎知識
デトックスという言葉は最近になってよく耳にするようになりました。私の通っているジムでもよくポスターなどで掲示されています。
デトックスでよく言われるのが、ヨガ・岩盤浴・血流マッサージなどで「汗をかくこと」ですが、それ以上に効果の大きいのは毎日の身近な食生活を見直していくことです。
では本来、デトックスとは、そもそもどういうものなのでしょうか?
デトックスとは、「de-toxification」の略語で体内に蓄積された有害物質を体の外に排出する、あるいはその毒素を無害なものにすることを指します。食品から体内に蓄積されていく有害物質(鉛・水銀・カドミウムなど重金属類やヒ素など)を、体外に排出することで体をきれいにし、健康を増進していこうというものです。
これらの重金属類は体脂肪に蓄積されやすく、脂肪がエネルギーとして消費されるのを阻害しますので、これらの有害物質を体内から解毒することは、ダイエットで痩せやすい体を作ることにも繋がっていくようです。
現在ではデトックスの意味はもっと広義に捉えられ、活性酸素やストレスに至るまでを指すこともあるようです。有害重金属を出す基本のデトックスとして、3点挙げられています。
1.食物繊維をたっぷり取る
便により体内の毒素の約75%が排出されています。よって便通を良くすることがデトックスの一番の基本となります。食物繊維を多く含んだゴボウやサツマイモ、きのこ類などを多く摂れば便通も良くなりデトックス効果が高まります。
2.デトックス効果の高い野菜を食べる
血液中の毒素を 体外に出してくれる野菜として、たまねぎ、ケール、ほうれん草、ねぎ、アスパラガス、コリアンダーなどがあります。
3.水を飲んでじっくり汗をかく
人間の体は60%~70%は水分で出来ているため、生きていくうえでも水分は必ず毎日摂らなければなりません。飲料水として毎日2リットルくらいの水は飲むようにしたいものです。新しい水を取り込み、汗や尿として体外に排出することで肝臓の代謝機能も良く働くようになり、解毒効果がますます大きくなります。朝起きてすぐコップ一杯の水を飲むのも便秘には効くと言われていますね。
上述しましたが、デトックスの基本はやはり排出の75%を占める便通によるものが大きいようです。以上の3点をしっかり実行して、きれいな体を作っていきましょうね。